幼児たちの成長を見守る保育士に必要な心構え

 小さな子供を相手に、歌ったり、遊んだり、楽しい時間を過ごす仕事の代名詞と言えば保育士です。
保育士を目指している方は、幼いころ憧れだった保育園の先生のように「子供たちと毎日楽しく遊べたらなぁ」と思いを馳せていることでしょう。
「子供好きだから、きっと優しい気持ちでお世話できる」と自信を持っている方もいるはずです。

 もちろん、楽しい遊びは子供の身体機能や感性を育てるために大事なことであり、それを提供するのも保育士の仕事の一つです。
しかし、それだけでは保育士の仕事は務まりません。
保育のプロとして子供を教育するわけですから、命を預かるという重大な責任があります。
また、ただ無事に預かれば良いのではなくて、子供が心身ともに健やかに成長できるよう、あらゆるサポートとケアをしなければなりません。

 その際、プロであるからには子供の発達に関する正しい知識と適切な接し方を理解しておく必要があります。
心構えにしても優しい気持ちだけでなく、子供が自分でできるように見守ることも求められます。

例えば1歳の子供が周りを汚しながらスプーンで食事をしている時は、「まだ赤ちゃんだから」と食べさせてあげるのではなく、正しいスプーンの持ち方を教えて、多少周りが汚れても見守り続ける忍耐強さが保育士には必要です。
さらに、保育士には福祉の知識も求められます。
すべての子供は健やかに育てられる権利を持っていて、大人にはそのように育てる義務があります。
そのことが仕事をしていく上での基本認識であり、このことを忘れず仕事に従事しなればなりません。